トヨタGRヤリスラリー1、巨大なサイドインテークを装備してWRCに登場

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トヨタは、数ヶ月前にWRCでテスト走行を行った車両と同様に、Gazoo Racingのシグネチャーであるカモフラージュを施した開発プロトタイプを公開しました。このモデルは、同じ3ドアボディを採用していますが、新しいボディキットにより、公道走行可能なGRヤリスよりも大幅に幅広になっています。このボディキットには、超幅広のフェンダー、カスタムバンパー、フードスクープ、大型で高さのあるサイドエアインテーク、フィンを追加した巨大なリアスポイラーなどが含まれています。

GRヤリスラリー1は、1月20日~23日に開催されるラリー・モンテカルロを皮切りに、次のシーズンでは、Mスポーツのフォード・プーマラリー1、ヒュンダイのi20ラリー1と対戦します。

トヨタはWRC以外にも、WEC選手権での勝利を繰り返すことに注力し、GR010 HYBRIDでハイパーカー・カテゴリー(LMHクラス)に参戦します。2021年のル・マン24時間レースでは、トヨタ・ガズー・レーシングが4年連続で優勝し、史上初の全レース制覇を達成し、チームおよびドライバーズ(小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペス)の両チャンピオンシップタイトルを獲得しました。

また、2022年のダカールラリーには、GRダカールハイラックスT1+で参戦し、トラック部門ではチームランドクルーザー/トヨタ車体(TLC)、Hino Team Sugawaraをサポートします。レースは、2022年1月にサウジアラビアで開催され、トヨタは2021年に2位を確保した後、トップを目指します。Toyota Gazoo Racingのメインクルーには、Nasser Al-Attiyah / Matthieu Baumel、Giniel de Villiers / Dennis Murphy、Henk Lategan / Brett Cummings、Shameer Variawa / Danie Stassenが参加します。

日本では、特別に用意されたGRヤリス2台が全日本ラリー選手権に、GRスープラGT500がスーパーGTシリーズに6台、全日本スーパーフォーミュラ選手権に11台が参戦するほか、水素エンジンを搭載したカローラスポーツ(ルーキーレーシング)が、バイオマス由来の合成燃料を使用するGR86(トムススピリット)とともにスーパー耐久シリーズに参戦します。なお、2022年のニュルブルクリンク24時間レースは、国内の主要レースと重なっているため、トヨタガズーレーシングは参戦しません。

【参照】https://www.carscoops.com/

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