三菱新型ASXは日産ジュークとルノー・キャプチャーの兄弟車として2023年に登場することが決定

三菱

ルノー・日産・三菱アライアンスの2030年ロードマップ発表会では、盛りだくさんのニュースが飛び込んできた。その中でも三菱にとって大きなニュースは、2023年に登場する新型ASXで、ティーザースケッチが添えられていた。

発表会では、新型三菱ASXが2代目ルノー・キャプチャーや日産ジュークと足回りを共有することが確認された。CMF-Bプラットフォームは、ルノー クリオやダチア サンデロなどのスーパーミニや、ルノー アルカナなどのクーペSUVにも採用されている。 まだ何も確定していないが、このアーキテクチャは、ガソリン(1.0 TCe / 1.3 TCe)、ディーゼル(1.5 dCi)、ハイブリッドパワートレーン(1.6L+デュアル電気モーター)対応であるという。

三菱は詳細を明らかにしなかったが、ASXが欧州市場にフォーカスされているということは、何らかの形で電動化される可能性があるということだ。手頃なエントリーポイントとして1.0リッターターボの選択肢を排除するわけにはいかないが、ルノーのE-Techパワートレインを搭載し、ハイブリッドで138ps(103kW / 140PS)、プラグインハイブリッドで最大158ps(118kW / 160PS)を発生するフラッグシップASXが登場するかもしれないが、後者になれば先代に比べてかなり高価になる。どちらも自然吸気1.6リッターに2つの電気モーターとマルチモードクラッチレスギアボックスを組み合わせたもので、出力とバッテリーの違いがある。HEVが1.2kWhなのに対し、PHEVは31マイル(50km)の電気走行距離を持つ9.8kWhである。

ティーザーでは、ダイナミックなラインを描くボンネット、アグレッシブなスタイルのフロントエンド、強調されたホイールアーチ、クーペSUVのような空力的なルーフライン(大型のエクリプス クロスに似ている)が公開されています。フロントエンドは、三菱の全モデルに採用されている「ダイナミックシールド」デザインから、より現代的なアプローチに変更されています。大きな三菱エンブレムで区切られたデュアルグリルは、クロームパネルで覆われ、スリムなLEDヘッドライト(アッパーDRL)へとつながっているように見えます。

ルノー・三菱アライアンスは、プラットフォームとパワートレインを共有しながらも、エクステリアとインテリアはパネルを共有せず、それぞれ異なるデザインにするというB-SUVの差別化を「高」レベルとしている。三菱のASXもそうなりそうだが、ルノーが生産するということは、フランスのASXとの類似性がより高まる可能性がある。ちなみに、ルノー・キャプチャーはセグメント中最長級の4,228mm(166.5インチ)、日産ジュークは4,210mm(165.7インチ)とやや短くなっています。

三菱のASX/アウトランダースポーツは、世界90カ国で132万台を販売し、日本ブランドで3番目に人気のあるモデルとして成功を収めている。しかし、長い年月を経て、そのデザインも古くなり、クリーンシートの必要性が高まっています。実は、ASXは2009年に登場し、2012年、2016年、2019年のフェイスリフトでデザインのリフレッシュを図ってきましたが、プラットフォームはその古さを隠すことができません。

同社によると、新型三菱ASXは2023年に発売されるとのことなので、近い将来、カモフラージュされたプロトタイプのテスト走行やパワートレインのラインアップに関する詳細な情報を知ることができると思われます。また、ASXの復活は、2020年に欧州市場でのSUV輸出を停止することを決定した三菱が、欧州での存在感を強化するための継続的な取り組みを示すものでもある。

【参照】https://www.carscoops.com/

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