ヤマハ、トヨタ自動車向け5リッターV8水素エンジン開発に着手

トヨタ

2021年11月、自動車・二輪車大手5社がカーボンニュートラルに向けた協業計画を発表しました。カワサキ、ヤマハ、マツダ、スバル、トヨタの5社は、このときだけは詳細を明かさなかったプロジェクトで協業することを約束した。また、ホンダとスズキも将来的に参加することが共同プレスリリースで発表された。

そして2022年2月、ヤマハとトヨタは、水素のみを燃料とする5.0リッターV8エンジンを共同開発する計画を発表した。その目的は、両社が掲げるカーボンニュートラルの目標をすべて達成しつつ、内燃機関を完全にあきらめないことにあるという。これは、以前から発表されていた複数企業のコラボレーションにおける次の段階であり、これが最後でないことは確かです。

ヤマハ発動機社長の日高義博は、「私たちは2050年までにカーボンニュートラルを達成するために取り組んでいます。同時に、社名に “Motor “とあるように、内燃機関に対する強い情熱とコミットメントを持っています」。

「水素エンジンは、カーボンニュートラルの可能性を秘めながら、内燃機関への情熱を持ち続けることができるのです。企業文化や得意分野が異なる企業と手を組み、パートナーを増やしていくことが、未来を切り開くことにつながる」と日高は締めくくった。

水素を燃料としたカーボンニュートラルは可能だが、夢物語ではなく、エンド・ツー・エンドでさまざまなことが実現しなければならないことは、これまで述べてきたとおりだ。いわゆる「グリーン水素」はそれを目指していますが、「ブルー水素」が現在有力視されているのは、その複雑さとコストの高さが理由です。(また、ブルー水素の製造には天然ガスが使われるため、ガス会社は冷遇されたくないという事情もある)。

とにかく、ヤマハのV8水素エンジンは、自動車用を想定しています。最高出力は450ps/6,800rpm、最大トルクは540ニュートンメートル/3,600rpmとされている。性能、使いやすさ、楽しさ、そして環境性能を可能な限り両立させる。

【参照】https://www.rideapart.com/

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