RB26エンジンを搭載したタイ製「R35日産GT-R」の偽物がネットで話題に

日産

最近、インターネット上には多くの偽物が出回っていて、何が本物で何が偽物なのか見分けるのが難しいほどです。明らかにフェイクとわかるものもあれば、このタイのR35日産GT-Rのように、それほど明確には区別できないものもあります。

YouTubeチャンネルCB MediaのChad Beeは、友人Frankの「Nissan GT-R」を見せてくれました。この車は、ボンネットの下にあるはずのVR38 V6の代わりに、ターボチャージャー付きのRB26直6を搭載しています。

チャドが初めてインスタグラムのストーリーに投稿したこの車両は、誰かがR35のエンジンを交換したことに激怒し、(サイドの巨大なFAKEステッカーにもかかわらず)その車両が実は本物のGT-Rではないことに気付かなかったようです。

その正体は、1980年代後半に製造されたA31型日産セフィーロに、R35のレプリカボディパネルを装着したもの。ヘッドライト、フロントリップ、ボンネット、ドア、ガスキャップ、テールライトは本物のR35 GT-Rのもので、それ以外の部分はカーボンファイバーのレプリカパネルで構成されています。このパネルは、さまざまな車種のレプリカボディを製造しているタイのKarn Fiber社が製作したものです。

フランクはカスタムサスペンションパーツを製造するタイのTuner ConceptのCEOで、2017年のバンコク国際オートサロンで自社製品を展示するために「GT-R」を製作したそうです。

セフィーロをベースにしているため、本物のような全輪駆動はありませんが、その分、動画の最後でフランクが実演しているように、本物よりもずっとドリフトが得意ということでもありますね。

ただでさえカッコいいヴィンテージの日産車を、なぜわざわざ現代のGT-Rのように見せるのか不思議に思ったら、ぜひ仲間に入れてあげてください。しかし、タイではすべての車に300パーセントの輸入税がかかるため、本物のR35 GT-Rは40万ドル以上することになります。

フランクさんは5万ドル以下でこの車を作ることができました。この車は本物ではないかもしれませんが、このオーナーの運転と改造に対する熱意は間違いなく本物です。

【参照】https://www.carscoops.com/

コメント

タイトルとURLをコピーしました