スペインのトヨタGR 86に専用の「サーキットパック」が搭載されるとの報道

トヨタ

2021年4月に公開され、同年12月に米国で発売されたにもかかわらず、欧州の多くの国では、小型スポーツクーペの納車はおろか、トヨタGR 86の価格に関する詳細が最近明らかになり始めたばかりである。スペインはその中でも最新の国であり、同車の価格体系から非常に興味深いことが明らかになった。

Periodismo del Motorのレポートによると、スペインのGR 86には、37,900ユーロ(40,685ドル)から始まる「サーキットパック」と呼ばれる特別なトリムが用意されるとのこと。GRヤリスやGRカローラの同名のトリムと同様、このパックではさまざまな機械的改良が加えられているが、パワーの増強はない。GR 86の場合は、ミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2タイヤ、サーキットパック専用デザインの18インチ鍛造ホイール、キャリパーとローターを変更したレーシングブレーキなどが含まれている。なお、このGR 86用のトリムは、スペイン市場でのみ販売されるとのこと。

また、35,400ユーロ(37,999ドル)でツーリングパックもあります。GRハイフリクションブレーキパッド、ミシュランパイロットスポーツ4Sタイヤ、そして通常の18インチホイールが含まれるトリムです。このパックもツーリングパックと同様、ディーラー装着アクセサリーの域を出ないという。つまり、GR 86をどのように注文しても、工場からディーラーに届くのはベースのRZトリムということになる。RZの価格は32,900ユーロ(35,316ドル)からで、MT、布シート、17インチホイールにミシュラン・プライマシー・タイヤを装着した専用仕様となっている。カラーは3つのトリムとも同じイグニッションレッド、クリスタルホワイトパール、クリスタルブラックシリカの3色で、これは米国市場の86より4色少ない色数だという。

最後に、スペイン向けのGR 86の初期割り当て台数はわずか100台で、2024年までさらに500台のみ注文可能で、それ以降は生産が停止されることに言及している。注文受付は6月中旬から下旬に開始され、最初の車は7月に納車される予定だという。

【参照】https://www.carscoops.com/

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