トヨタ、フォード・マーベリックに対抗する小型トラックを検討中

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フォード・マーベリックとヒュンダイ・サンタクルズは、米国におけるコンパクトピックアップトラックのセグメントを飛躍的に発展させた。過去10年間、トラックの大型化のために放棄されていたこのセグメントは、昨年この2台のトラックの登場によって息を吹き返し、アメリカ人の小型トラックへの嗜好に再び火をつけたのである。

実際、この2台は飛ぶように売れており、サンタクルスは昨年、ロットから最も早く売れたうちの1台である。一方、マーベリックについては、あまりの需要の多さに、フォードが今年初めに受注を停止しています。マーベリックとサンタクルスを合わせると、年間5万台の販売台数を記録している。

とはいえ、米国でコンパクトピックアップトラックセグメントに再参入し、収益性の高い争いに加わろうと考えている自動車メーカーが1社ある–トヨタである。

北米トヨタの自動車事業担当上級副社長であるジャック・ホリスは、トヨタのラインアップの中で、今や中型車となったタコマの下に「スペースがある」とAutomotive Newsに語っている。「問題は、どのようにそれを埋めるかです。

ホリスは、トヨタがコンパクトトラックセグメントを「見続け」、「長い間見続けてきた」と付け加えたと、Automotive Newsは伝えている。

注目すべきは、初代トヨタ・タコマ(写真上)はコンパクト・ピックアップに分類されていたことだ。しかし、トヨタが2代目モデルを発表した2004年には、中型セグメントに繰り上がった。

“そういう商品が市場に存在することは否定できません。そして、そのセグメントはどこまで大きくなるのでしょうか?わからないが、我々が注目し、参入すべき分野かどうかを見極める必要がある」と、北米トヨタの商品企画・戦略担当グループ副社長、クーパー・エリクセンは言う。

とはいえ、考慮すべき点はある。トヨタは、排ガス規制と車両サイズのバランスを取っている。米国では、車両のフットプリントとの関係で、前者が逆に厳しいのである。それでも、このセグメントがもたらす収益性を考えれば、この先どこかでトヨタが引き金を引いても不思議はない。

【参照】https://www.motor1.com/

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