2022年式トヨタ・ランドクルーザー、日本の中古車市場で小売価格の2倍で取引される

トヨタ

世界的なチップ不足に悩む自動車メーカーの影響で、日本の中古車市場では多くのトヨタ車種の価格が高騰している。

中古車価格データによると、2022年式トヨタ・ランドクルーザーZXの中央値は7月下旬に1705万円(129,000ドル)に達した。これは、日本における新車のランドクルーザーの希望小売価格の2倍以上である、と日経アジアは報じている。

影響を受けているのはランドクルーザーだけではありません。トヨタのミニバン、アルファードのエグゼクティブラウンジSの中古車価格の中央値は825万円(~6万ドル)と、新車価格の775万円(~5万6000ドル)を上回る水準に跳ね上がっているのだ。また、カローラクロスやハリアーの一部モデルの中古車価格も、希望小売価格を上回っている。

中古車販売店グループ「グッドスピード」の松井康之取締役は日経アジアに対し、「希少車や人気車の価格が局地的に高騰した例はあるが、これほど多くの車種で起きたのは初めてだ」と述べた。

トヨタの受注台数は日本で劇的に膨れ上がっている。日本国内だけで約100万台の注文があるとされ、これは国内年間生産台数の3分の1に相当する。そのため、ランドクルーザーは4年以上、その他のSUVモデルも1年以上の待ち時間が発生している。トヨタはあまりに多くの受注を抱えているため、最近ランドクルーザー、アルファード、ハリアーの3車種の日本での受注を停止した。

価格高騰の引き金となったのは、国内需要だけではありません。ハリアーのような日本限定モデルの多くが海外市場で人気を集めており、海外バイヤーが価格上昇の要因になっている。さらに、中古車販売店は、他の販売店に車をオークションにかけることも多い。

ある販売業者は日経アジアに「新興国の富裕層向けに輸出しているバイヤーが高値を付けている」と説明した。

【参照】https://www.carscoops.com/2022/08/2022-toyota-land-cruisers-selling-for-double-their-retail-price-in-japans-used-car-market/

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