ロータリーエンジン搭載の「マツダ MX-30 R-EV」が2023年に登場

マツダ

長年の待ち望みと噂を経て、マツダがついにロータリーを復活させる。レンジエクステンダーとしてワンケルエンジンを搭載したMX-30 R-EVが2023年1月13日、ブリュッセルモーターショーでデビューする。

ただし、これを復活したRX-7と混同してはいけない。ロータリーエンジンは一定速度で作動し、バッテリーを充電するレンジエクステンダーとして機能する。マツダはこのソリューションを、電気ドライブトレインの利点と内燃パワープラントの航続距離を併せ持つものとして位置づけています。

既存のEV「MX-30」の弱点である航続距離。35.5キロワット時のバッテリーを搭載し、EPA(環境保護庁)推定航続距離は100マイル(161キロメートル)です。

MX-30は、144馬力(107キロワット)、200ポンドフィート(271ニュートンメートル)の電気モーターを1基搭載しています。時速60マイル(時速96キロメートル)までの加速は9.6秒を要する。

MX-30 R-EVに搭載されるロータリーエンジンの排気量はまだ公開されていない。また、マツダがエンジンを追加した分の重量を相殺するために電気モーターの出力を上げるかどうかも不明だ。

2020年、マツダはロータリーレンジエクステンダーを搭載したMX-30が検討されていると述べた。同社は同年末、この計画を正式に発表した。2021年時点では、このバリエーションEVを米国で提供する意向だった。

マツダとワンケルエンジンには深い関係がある。NSUから技術供与を受け、NSUの技術者が改良に取り組んだ。1964年の東京モーターショーでデビューしたコスモは、ロータリーエンジン搭載のマツダ車の先駆けであった。本格的な生産は1967年からである。RX-3やRX-7などのモデルによって、ロータリーはより身近な存在となった。

しかし、ロータリーは燃費と排ガスがネックとなり、1967年以降も生産が続けられた。そのため、RX-8は2012年に生産を終了した。

しかし、マツダのエンジニアはロータリーをあきらめることはなかった。私たちは、さまざまな特許を目にし、ワンケルの継続的な開発に関する噂を耳にしてきた。

【参照】https://www.motor1.com/news/622831/mazda-mx30-with-rotary-engine-coming-in-2023/

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