マツダ、夢のロータリースポーツカーを開発中

マツダ

ロータリーエンジンを搭載した最後のマツダが生産終了してから10年以上が経過しました。ついにロータリーエンジンが復活しましたが、先代のようなエキサイティングな形ではありません。

マツダMX-30 e-Skyactiv R-EVのレンジエクステンダーとして使用され、ロータリーの復活はRX-8スポーツクーペとは程遠いものです。しかし、だからといって、日本の自動車メーカーがロータリーの技術をスポーティな用途に使うことを切望していないわけではない。それはまだ、実現するかしないかの「夢」なのだ。

「ロータリーは我々のシンボルです」と、マツダのパワートレイン開発部門アシスタントマネージャーである野口義明氏は語ったとAutocarは報じている。”ロータリーを搭載したスポーツカー “は、マツダのエンジニアたちの夢です。今はそのための時期ではありません。”

2023年 マツダ MX-30 e-Skyactiv R-EV

なぜそうなのか。それは、マツダが今、最優先しているのが、ラインナップの電動化だからです。排出ガス規制のためであれ、世界の潮流に対応するためであれ、マツダがクルマの電動化に注力していることは明らかです。MX-30 e-Skyactiv R-EVに搭載されたロータリーレンジエクステンダーもその一環であり、今後のマツダ車もそうなっていくでしょう。注目すべきは、この10年の終わりまでに、マツダの各車が何らかの形で電動化されることです。

はっきり言って、マツダはロータリーエンジン搭載のスポーツカーというアイデアを後回しにしてきましたが、それは実現可能です。ただ、いつになるかが問題なのだ。

今のところ、ロータリーエンジンファンはMX-30 e-Skyactiv R-EVに搭載される830ccのガソリンエンジンでやり過ごすしかないでしょう。11.9:1という高圧縮比で、最高出力75ps/4,700rpm、最大トルク116Nm/4,000rpmを発生する。

しかし、これは車輪を駆動するものではない。ローグやキックスに搭載されている日産のe-Powerと同じように、外出先でバッテリーを充電する発電機として機能するのです。これにより、航続距離は600km以上に延びます。ただし、MX-30 e-Skyactiv R-EVは日産車とは異なり、プラグインが可能なのが大きな違いです。

【参照】https://www.motor1.com/news/631138/mazda-still-dreams-rotary-sports-car/

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