日産、米国で小型電気自動車を計画、タイタン廃止の可能性も

日産

日産自動車は、米国市場向けの軽量小型電気ピックアップ・トラックの可能性を探っている。これは、この車両を求める米国のディーラーに支持されたアイデアです。しかし、新しい電動ピックアップの可能性がある一方で、日産は依然としてタイタンを廃止し、早ければ2024年にもフルサイズ・トラック市場から撤退する計画のようだ。

昨年の夏、日産がタイタンの生産終了を検討していると報じたが、タイタンはフォード、ラム、シボレーが支配する米国市場で一向に人気が出なかった。タイタンの販売台数は、2022年にはトップ15にすら入っていない。20,332台を販売したリヴィアンR1Tにすら負けているのだ。

しかし、日産のディーラーはこの計画に乗り気ではない。日産アドバイザリーボード会長のタイラー・スレイドによると、フルサイズ・トラック市場は非常に収益性が高く、部品やサービス事業の収益を上げる原動力になっているという。さらに、フルサイズピックアップは、日産ブランドに忠実な日産フロンティアのオーナーにアップグレードの選択肢を提供するものです。

フルサイズピックアップトラックは、より多くの機能を提供するだけでなく、トラックフリートを購入またはリースする法人顧客を引き付け、維持するのに役立っています。スレイドはAutomotive Newsとのインタビューで、「企業はメンテナンス上の理由から、同じブランドから車両を調達することを好みます」と述べています。

しかし、日産はタイタンを廃止したとしても、フロンティアを補完する新しい小型軽量電気トラックで新しい方向に向かう準備ができているようだ。「フロンティア・ハードボディは、数十年にわたり日産ブランドの一部となっています」とスレイドは言います。”電気自動車版を投入するのは理にかなっています”。

日産タイタンとは異なり、ミッドサイズ・フロンティアはトップ15に入り、9位となった。販売台数は76,183台で、ホンダのリッジライン、フォードのレンジャー、フォードのマーベリックなど、他の人気トラックにも勝っています。小型の電動トラック、あるいはフロンティアの電動バージョンを追加することは、最も人気のあるトラックモデルの電動化計画を進めている他社の戦略とも一致することになる。

【参照】https://www.motor1.com/news/633261/nissan-small-electric-truck-us/

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