三菱 新型Xforceは欧米ではクールすぎるコンパクトSUV

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三菱は、インドネシアで生産されるICEエンジン搭載のコンパクトSUV、新型Xforceを発表した。この市販モデルは、エクステリアとインテリアのデザインは2022年の三菱XFCコンセプトに近く、機能は若干トーンダウンしている。三菱は、このモデルの主な焦点であるASEAN地域のほか、南アジア、中南米、中東、アフリカでの販売を計画している。

三菱Xforceのエクステリアデザインは、7月31日に開催された公式プレビューイベントですでにお馴染みだったが、今回、詳細なスペックとともにインテリアを見ることができた。全体的に、彫りの深いボディワーク、グリルの形状、両端のアグレッシブなLED照明ユニットのおかげで、SUVはモダンで筋肉質に見える。

全長4,390mm(172.8インチ)、全幅1,810mm(71.3インチ)、全高1,660mm(65.4インチ)、ホイールベース2,650mm(104.3インチ)。このフットプリントは、先代ASX/RVRやルノー由来のEU仕様ASXと同様である。

ダッシュボードには、12.3インチのインフォテインメント・タッチスクリーンと8インチのデジタルメーターが同じパネルに収められている。メランジ」と呼ばれるファブリック張りの下地は、汚れに強いという。もうひとつのハイライトは、8つ以上のスピーカーを備えたダイナミックサウンド・ヤマハプレミアムサウンドシステムだ。

三菱によると、5人乗りのキャビンはこのセグメントで最も広く実用的で、多数の収納スペース、クーラーボックス、後部座席のリクライニングシート、設定可能なトランクを備えている。また、キャビンにはワイヤレス充電パッド、USBポート、スマートフォンホルダーがフロントとリアの両方に装備されている。

ボンネットの下には非電化の自然吸気1.5リッター4気筒ガソリンエンジンが搭載され、三菱Xpanderと同じように103 hp(77 kW / 105 PS)と141 Nmのトルクを発生する。パワーはCVTギアボックスを介してフロントアクスルにのみ伝達される。

2WDでありながら、4つのドライブモード(ノーマル、ウェット、グラベル、マッド)とアクティブ・ヨー・コントロール(AYC)システム、222mmという「クラストップレベル」の最低地上高により、荒れた路面や滑りやすい路面での走行、冠水路での走行が可能だ。同様にサスペンションも、ASEAN地域の舗装されたばかりの道とは言い難い道でも快適に走れるようにチューニングされている。

このSUVの生産は、インドネシアにある三菱自動車のクラマ・ユダ工場で行われ、他のASEAN諸国、南アジア諸国、中南米諸国、中東諸国、アフリカ諸国に先駆けて最初の市場に投入される。欧州では、三菱がすでにルノー・キャプチャーをリバッジした、同サイズだが電動化されたASXを販売しているため、このモデルが販売されることはないだろう。

【参照】https://www.carscoops.com/2023/08/mitsubishi-xforce-debuts-as-a-compact-suv-focused-in-asean-markets/

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