トヨタは、4人組の新型クラウン・ファミリーに紛らわしい名前をつけたものだ。米国で販売されているこのジャッキアップしたセダンが、日本ではクラウン・クロスオーバーとして知られていることを考えると、確かに紛らわしい名前を選んだものだ。写真は本日発売のクラウン・スポーツ・クロスオーバー。クラウン・エステートもあるが、スポーツより大きいSUVの形をしているのでワゴンではない。救いは通常のクラウンセダンだ。
古き良きセダン以外のクラウンという発想は、最初は冒涜的に思えるかもしれないが、忘れてはならないのは、過去15世代にはたくさんのボディスタイルがあったということだ。ワゴン、クーペ、バン、そしてピックアップまであったのだから、クラウン・モデルだけに与えられた特別なバッジにふさわしい車種に制限はない。当初はハイブリッドのみの設定だが、12月にはPHEVも追加される。
2024 トヨタ・クラウンスポーツ
全長185.8インチ、全幅74インチ、全高61.6インチのクラウン・スポーツは、米国で販売されている2024年型クラウン(196.1インチ/72.4インチ/60.6インチ)よりも短く、広く、高い。ホイールベースは109インチで、通常モデルより3インチ強短い。21インチの大径ホイールを履き、リア・インディペンデント・サスペンションと、この用途のためにチューニングされたリア・ホイール・ステアリングが採用されている。
動力源は同じ2.5リッターハイブリッドだが、PHEVには “高出力密度駆動モーター “が搭載される。充電ポート付きのクラウンスポーツは、電気航続距離を伸ばすために大型のリチウムイオンバッテリーパックも採用する予定で、トヨタは室内空間を妨げることはないとしている。
キャビンについて言えば、この新型クロスオーバーは、”キャビン内で音を反射させる “同社初の調音天井を採用している。予想通り、セダンからクロスオーバーにボディスタイルを変更した後に必要な明らかな変更を加えただけで、インテリアは基本的に同じだ。北米仕様車と同じ12.3インチのスクリーンとすべての技術が採用されている。
トヨタは2024年型クラウンスポーツに590万円(現在の為替レートで約39,600ドル)を課している。購入する代わりに、月額66,550円(447ドル)から利用できるKINTOのサブスクリプション・サービスを選択すれば、ハンドルを握ることができる。ただし、月額料金のほかに年額16万5000円(1108ドル)がかかるため、7年間の契約期間中に合計790万200円(5万3000ドル)を支払うことになる。トヨタは毎月約700台の販売を見込んでいる。
次は、前述のクラウン・セダンが11月に日本で発売される予定で、大型SUVのクラウン・エステートは年度末までに日本市場に投入される予定だ。
【参照】https://www.motor1.com/news/690160/toyota-crown-sport-launch-japan/
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