出遅れたトヨタは電気自動車を受け入れ、さまざまなモデルを提供する準備を進めている。その一環として、トヨタはトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インディアナに14億ドルを投資する計画を発表した。
トヨタは、この資金がプリンストンにある施設での「新型の3列シートバッテリー電気SUV」の生産を支援すると述べた。同社は具体的な内容にはあまり踏み込まなかったが、この資金は工場インフラのアップグレードと新しいバッテリーパック組立ラインの増設に使われる予定だ。後者には、2025年に稼働予定のトヨタ・バッテリー・マニュファクチャリング・ノースカロライナの部品が使用される。
この投資により最大340人の新規雇用が創出され、トヨタは「高品質」で「長期的な安定性」があると述べた。これだけでは何の根拠もないが、この雇用はバッテリーと電気クロスオーバーの生産に集中すると考えるのが自然だろう。
トヨタは現時点では多くを語っていないが、この謎の3列シートクロスオーバーは、ケンタッキー州で生産されると発表済みの3列シートEVとは「別物」であることを確認した。このモデルは来年生産が開始される予定だが、インディアナ州のSUVについてはまだ発表されていない。
未解決の疑問は多いが、トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インディアナでは現在、ハイランダー、グランド・ハイランダー、シエナのほか、レクサスTXも生産している。同工場では7,500人以上の従業員が働いており、生産チームの賃金は時給22.75ドルからとなっている。
インディアナ州のエリック・ホルコム知事は、このニュースを賞賛し、「インディアナ州とトヨタは、プリンストンとその周辺のインディアナ州南西部地域において、数十年にわたり雇用の安定と経済的機会を培ってきた約30年にわたるパートナーシップを共有している」と声明を発表した。
また、「本日の素晴らしい発表は、インディアナ州のビジネス・フレンドリーな環境、長期的な成功へのフォーカス、熟練した労働力へのアクセスが、将来にわたって事業を拡大し利益を得ようとする企業にとっていかに重要であるかを改めて示している。インディアナ州は、モビリティの未来の中心であり続けることを誇りに思います。”
注:リード画像はイメージです。
【参照】https://www.carscoops.com/2024/04/toyota-to-build-new-three-row-ev-in-indiana/
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