日本車のデザインについて思うこと。行き着く先はゴールドクロス。

コラム

日本車だけが海外と違う?

日本の中心産業の一つにあるのはもちろん自動車です。

その日本車は、グローバル向けと国内向けとでは、デザインが大きく異なる傾向があります。

しかし最近は、日本市場より海外市場のほうが多く売れるようになりました。

なので、メーカーごとに差があるにせよ、その差が薄まったように思います。

 

 

だた、そんな中、トヨタだけは、国内販売シェアが圧倒的に高いので、国内専用モデルにも注力してます。

また逆に、マツダなんかは、海外市場がメインになってきているため、ビアンテやプレマシーなどの国内専用ミニバンを排し、SUVであるCX-8をデビューさせています。

CX-8は今のところ国内専用ですが、海外でも通用しそうなモデルです。

 

 

トヨタデザインの神髄

で、この状況をどう感じるかというと、日本専用モデルにも注力しているトヨタだけが、異様に目立っているということです。

 

 

ミニバンでいうと、新型セレナや、マイナーチェンジしたステップワゴン・スパーダも派手になりました。

しかしそれらも、マイナーチェンジしたノア・ヴォクシー・エスクワイアの前では、かすんで見えてしまうほど、存在感の強いデザインになってます。

 

で、さらにマイナーチェンジして、ド派手になったアルファード、ヴェルファイア。

ギラギラのクロームパーツは、思ったんですけど、聖闘士星矢のクロスに似ているなと思いました。

物語が進むと、だんだんとクロスがアップグレードされてゆき、最終的にペガサス星矢からサジタリアス星矢に。

おそらく購買層もこの話が分かる世代、つまりいろいろ豪華になっていくとかっこいいと思う世代なのではないでしょうか。

実際に私もそんな世代ですが、「派手すぎて地味な自分には似合わないかも」と思いながらも、なぜか惹かれるものがある。

「そうだ、オレもコイツ(クロス)に着て強くなる!」的な、竹ざおから鋼の剣を装備をした時の快感を得たくなる。

 

 

 

ザ・ジャパニーズカーと言えば、東京モーターショー2017で発表されたセンチュリー。

ぱっと見は、ご立派になったタクシーですけど、欧州かぶれしてないところがとても素敵。

実車を見ましたけど、これが意外とモダンに見えるんです。

そして、メルセデスのSクラスより質感がずっと高く見えます。

個人的には、クラウンクラスでこういう車作ってくれたら嬉しい。

 

日本人が好きな純日本車

なので、国内専用モデルは、海外マーケットなんかを気にせず、己の道を突き進んでほしいと思いました。

和テイストでも、サムライでも、歌舞伎でも、お城でも、舞妓さんでも良い。オリジナリティのあるものにしてほしい。

グローバル戦略とか言ってると、いくら良い車になったとしても、みんな同じようなデザインの車になってしまいますよね。

現に、アウディがシングルフレームグリルという大胆に大きなグリルを採用した時、最初はダースベイダーの口みたいと笑われてましたが、あっという間にデザインのトレンドに。

世界中がトレンドに動かされるのは、あまり面白いことではないです。まぁ売れなきゃしょうがないですけど。

 

 

なので、幸か不幸かローカル路線トヨタの旅はまだまだ続くことに、私は賛成です。

欧州車好きな評論家の先生方には酷評されても気にせずに進んでほしいですね。

それがいずれ世界に誇れるものなる日も来るのでは。

日本の各メーカーもそこのところをよく考えて、”純日本車”作りをしてほしいですね。

 

 

 

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