トヨタとレクサスの両モデルのカスタマイズで知られるトヨタの社内チューニング・スペシャリスト、モデリスタが、テーラード・モデルで米国市場に参入する計画を明らかにした。今月末にラスベガスで開催される2023年SEMAショーでデビューする予定だ。
モデリスタがSEMAで米国進出を発表することは、チューニングブランドにとって重要なマイルストーンとなる。イベント期間中、チューナーはトヨタ・クラウン・クロスオーバー、レクサスRX、レクサスLXの3モデルを発表する。
「米国でのMODELLISTAの立ち上げにあたり、MODELLISTA25周年のヒストリーパネルの展示やブランドブックの配布などを通じて、来場者や米国メディアに対するMODELLISTAの認知度向上を図る」と同社は声明を発表している。
同社は、日本のカタログをすべて輸入するのではなく、米国市場や現地の規制に合わせた製品を提供する意向だという。これに関してモデリスタは、現在北米向けに検討されている9車種を特定した。レクサスIS、NX、RX、LX、トヨタ・カローラ、プリウス、クラウン・クロスオーバー、ヴェンザ、RAV4などだ。
また、このチューナーは「エアロパーツ」にも注力していることを強調しており、これは視覚的な強化に特化していることと一致している。バンパーエクステンション、サイドスカート、スポイラー、マフラー、ホイールなどのエクステリアパーツだ。しかし、米国で同様の戦略を採用するかどうかはまだ不明だ。
モデリスタは現在、現地のディーラーやディストリビューターと交渉中で、包括的な販売展開に向けて準備を進めている。さらなる詳細は、今月末、10月31日から11月3日まで開催されるSEMAでの公式プレゼンテーションで明らかになると予想される。
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