レクサスの新コンセプトが10月に登場、2026年の市販EVを予告

レクサス

レクサスは、ジャパンモビリティショー2023(10月26日~11月5日)で、2026年に生産開始予定の次世代BEV第1弾を予告する新コンセプトカーを公開する。自動車メーカーは詳細には触れなかったが、このコンセプトは、数ヶ月前にトヨタが発表したレクサスブランドのティーザースケッチに関連するもので、来るべきものの予兆である可能性がある。

レクサスは、次世代バッテリーEVは「車体のモジュール構造に革命を起こし、生産方式を大きく変え、ソフトウェア・プラットフォームを全面的に刷新する」と主張しており、デザインは「レクサスらしさに徹底的にこだわった」という。エクステリアではエアロダイナミクスを重視し、キャビン内ではサステイナブルかつ高品質な素材を組み合わせている。軽量化も重要な役割を果たし、パフォーマンスと効率にメリットをもたらす。トヨタの中島弘樹副社長は以前、次世代BEVのデザインと走行性能は「心を躍らせる」と語っていた。

レクサスは、将来の完全電動化モデルにおいて、新しいサービスを提供しながら、運転する楽しさを提供することに注力している。コアテクノロジーには、Direct4四輪駆動システムと、「リニアなステアリングフィール」をターゲットとしたステア・バイ・ワイヤが含まれる。このBEVは、最終的にトヨタとレクサスのいくつかの新モデルを支える新しいモジュラー・アーキテクチャーに搭載されると予想されている。出力の数値については明らかにされていないが、未公表の電気モーターが十分なパフォーマンスを提供すると考えていいだろう。

トヨタは最近、レクサスと共有される可能性が高い次世代バッテリー技術の詳細を発表した。次期モデルの有力候補は、2026年に市販モデルに搭載される予定のパフォーマンス・リチウムイオン・バッテリーだ。航続距離497マイル(約800km)、10〜80%の充電時間20分を約束し、現在のバッテリーパックと比べて20%安く製造できる。次のステップは、2027-2028年に登場する高性能リチウムイオンバッテリーで、航続距離612マイル(1,000km)以上を実現する一方、コスト削減をさらに10%改善する。最後に、トヨタのソリッド・ステート・バッテリーが2027年から2028年に登場し、10~80%の充電をわずか10分で完了する予定だ。航続距離は最終的に746マイル(1,200km)を超え、将来的には932マイル(1,500km)に達する。

レクサスのコンセプトから、将来の市販モデルの詳細が明らかになることを期待したいが、それ以上のスペックを明かすというよりは、エクステリアやインテリアのデザインをプレビューすることに重きが置かれるのではないかと思われる。レクサスは以前、2035年までにEV専用ブランドになる計画を発表した。現在のレクサスで唯一のBEVであるRZのほかにも、スポーツカー、大型SUV、セダン、ハッチバック、カブリオレなど、さまざまなボディスタイルの電動コンセプトカーを発表している。

【参照】https://www.carscoops.com/2023/09/new-lexus-concept-to-debut-in-october-previewing-production-ev-for-2026/

コメント

タイトルとURLをコピーしました