トヨタ、2025年のカムリV6とTRDを廃止

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9代目となる2025年型トヨタ・カムリが、パワートレインを大幅に変更してデビューした。カムリは初めて4気筒ハイブリッド専用車となった。つまり、長年親しまれてきた3.5リッターV6エンジンは、現時点では廃止されたことになる。また、スポーティなTRDモデルもラインナップから消えた。

トヨタは何十年もの間、カムリにV6エンジンのオプションを提供してきた。3代目モデルでは、1988年モデルから6気筒が米国に導入された。この2.5リッターのパワープラントは約153psを発揮したが、当時のベースとなる2.0リッター4気筒は約114psしかなかった。それ以来、V6はカムリのラインナップの主力となっている。

2025 トヨタ カムリ

それは2025年に向けて変更された。ハイブリッドアシスト付きの2.5リッター4気筒エンジンは、前輪駆動で225馬力、全輪駆動で232馬力を発揮する。

Motor1がV6の不在についてトヨタに問い合わせたところ、広報担当者はプレスリリースには “2025年モデルの全グレードとパワートレイン “が含まれていると答えた。この発言は、2026年のように将来的に6気筒が復活する可能性を排除するものではなかったが、別のトヨタの広報担当者は「V6は終了した」と話しており、これはより決定的なようだ。

パフォーマンス重視のTRDトリムも状況は同様だ。このトリムは、2025年モデルのリリースから目立って姿を消した。カムリTRDは、本格的なパフォーマンスモデルというよりは、より硬いサスペンションとスポーティな外観を提供する、化粧品とハンドリングのパッケージであったが、パワートレインに変更はなかった。

2025年モデルのカムリで、より意地悪な外観を望むなら、XSEが選択可能なトリムレベルの中で最良の選択だ。ツートーンカラーと19インチホイールが標準装備されている。ルーフはミッドナイトブラックメタリック、ボディはオーシャンジェム、ウインドチル・パール、ヘビーメタル、スーパーソニック・レッドのツートンカラーが選べる。

もう手に入らないV6エンジンのパワー不足については、トヨタのパワートレインにそれを補うものがある。より速いカムリが登場するとしたら、クラウンのターボチャージャー付きハイブリッド・マックス・パワートレインが採用されるだろう。このパワートレインは、2.4リッターターボ4気筒と電気モーターをリアアクスルに組み合わせ、340馬力を発生させる。そうなれば、V6が恋しくなくなるかもしれない。

【参照】https://www.motor1.com/news/696259/toyota-camry-v6-and-trd-dead/

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