現行型のホンダNSXは、基本的にライフサイクルの終わりを迎えているが、それでもARTAのようなチューナーは、カスタマイズを続けている。東京オートサロンに持ち込まれた「レガベロ」は、わずか5台限定のカーボンボディのNSX。
見た目はややエッジの効いた野暮ったい感じだが、ブラックアウトされたNSXのフォルムは、GTレーシングカーの機能優先の姿勢を彷彿とさせるという。総合的なボディキットは、新しいバンパー、新しいフェンダー、新しいボンネット、新しいサイドスカート、新しいテールゲート、新しいウイング、新しいルーフ、新しいBピラー、そして新しいフューエルドアまで含まれ、前述の通り、すべてカーボンファイバー強化されています。さらに、インテリアには、新しいスエード張りのほか、カーボンやシルバーのトリムが採用されています。
新カスタマイズブランド「ARTA MECHANICS」より
「HONDA NSX」をベース車両にし、カスタムを施した「ARTA MECHANICS LEGAVELO(リガヴェロ)」を発表します。https://t.co/iYPibMDIXt#ARTA #ARTAMECHANICS pic.twitter.com/VJZnpgrtue— ARTA (@arta_official) January 14, 2022
しかし、ARTAのレースノウハウから、このキットは単なる見栄えだけのものではなく、ホイールウェル内の圧力を緩和する機能的なフェンダーエアアウトレットや、ダウンフォースを生み出す機能的なディフューザーが採用されています。さらに、自社デザインの鍛造アルミホイールや、パガーニ・ブアイラ風のクワッドバレルエキゾーストなど、パフォーマンスアップのためのパーツも用意されています。
そのエキゾースト以外のエンジンのアップグレードはありませんが、このクルマの3.5リッターハイブリッドV6から繰り出される573ps(581PS / 427kW)と476lb-ft(645Nm)のトルクは、おそらく最終的に5人のオーナーがその性能に失望することはないでしょう。ボディパネルがすべてカーボンファイバーになったことで、車重が軽くなり、ドライビング・ダイナミクスに明らかな違いが出ることは言うまでもない。
ARTAのホームページでは、キットの価格は2530万円(US222,511ドル)となっているが、これにはドナーであるNSXの価格は含まれていない。
東京オートサロンの模様はこちらでご覧いただけます。
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