2022年型レクサスLC、航空機をイメージしたリアウィングを欧州でオプション設定

レクサス

レクサスLCに、エアロバティックやレースで活躍する室屋義秀氏とレクサスのコラボレーションによる航空イメージのリアウイングが欧州で発売されました。炭素繊維強化プラスチック製のこのリアウイングは、レクサス・ビスポークビルド・プログラムの一環として、数量限定で販売されます。

2020年10月に日本限定のレクサスLCアビエーション特別仕様車でデビューした後、米国仕様のレクサスLCインスピレーションシリーズ(2021年1月)、英国仕様のレクサスLCブラックインスピレーション(2021年10月)に登場したこの部品は今回が初出となるわけではありません。オーストラリア人でさえ、インスピレーション・シリーズの数台を入手できたのだから、ヨーロッパ人も入手する時が来たのだろう。

翼の幅は2メートル(78.7インチ)で、アルミニウムの原型を作った後、炭素繊維強化プラスチックで再現されました。炭素繊維とエポキシ樹脂で積層され、中が空洞になっており、オートクレーブで焼いた後、ラッカー仕上げで織目のようなものが透けて見える。

レクサスによると、出来上がった部品は「軽量で高剛性、かつスマート」だという。ジェット機のウィングレットのデザインに影響を与える翼端の渦からデザインインスピレーションを得ており、その形状はフラッグシップクーペの空力性能を最大化するものだという。レクサス匠の伊藤嘉明氏は、次のように語っている。”ウィングレットはLCのハンドリングをシャープにしながらも、抗力を生むダウンフォースを使わず、結果的に犠牲を払うことなく性能を向上させました。”

レクサスは2016年から室屋義秀選手とコラボレーションしており、日本人パイロットは2017年のレッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップシリーズで優勝しています。レクサスのデザイナーやエンジニアが持つ空力、冷却、人間工学などの専門知識を活用し、室屋選手の選手権優勝機の開発に協力しました。

このパートナーシップは、レクサスの感性技術を取り入れた航空機のコックピット用コントロールコラムグリップや、レクサスの空力データに基づいた航空機の新しい旋回マヌーバなどのイノベーションをもたらしたため、単なる見せ物にはとどまりません。

【参照】https://www.carscoops.com/

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