トヨタ、運転席側エアバッグが展開しない可能性のある問題で11万台をリコール

トヨタ

2023年式の多種多様なトヨタとレクサス車が、運転席側の airbag に関連するリコールキャンペーンの対象となっている。この欠陥は、ステアリングホイールを車両に接続する配線束の製造エラーに起因する。

トヨタは、2023年5月に、サプライヤーから生産上の問題が発生したことを警告されたことで、この欠陥を最初に認識した。この問題は、特定の部品の洗浄ステーションで汚染が起こったことが原因で、最終的に「フレキシブルフラットケーブル」(FFC) の溶接が不良になった。

トヨタは、この問題の結論を判断するためにテストを実施し、FFC の溶接分離がケーブルを外れ、運転席側の airbag が切断されることにつながることを発見した。つまり、この問題の影響を受ける車両は、運輸省の規制を満たしていない。

より深刻なことに、この問題は、衝突の際に運転席側の airbag が展開しない可能性があることを意味する。これは、安全性に明らかな影響を及ぼし、事故で負傷または死亡するリスクを高める。

幸い、FFC がケーブルのバスバーから外れると、車両の警告灯が点灯してドライバーに問題を通知する。この問題は 110,047 台を対象としており、影響を受けるモデルには、Toyota Corolla、Corolla Cross、Corolla Cross Hybrid、Highlander、Highlander Hybrid、Tacoma に加えて、Lexus RX350、RX350 Hybrid、RX500 Hybrid、NX250、NX350、および NX350 Hybrid が含まれている。

この問題に対処するために、トヨタは 8 月 27 日より、影響を受ける車両の所有者に連絡を開始する。彼らは、近くのディーラーに車両を返却するように求められ、そこで技術者がスパイラルケーブルアセンブリを検査する。必要に応じて、ユニットは所有者に費用なしで交換される。

【参照】https://www.carscoops.com/2023/07/toyota-recalls-110000-vehicles-over-issue-that-could-cause-drivers-side-airbag-not-to-deploy/

コメント

タイトルとURLをコピーしました