トヨタ、118馬力とCVTを搭載したGRヤリスそっくりの車を日本で販売へ

トヨタ

2024年型GRヤリスに熱狂するあまり、その極めて退屈なベースバージョンを忘れがちだ。何かエキサイティングなことを示唆する「RS」という接尾辞がついているにもかかわらず、エントリーモデルは名ばかりのホットハッチだ。トヨタは、廉価なRSに “本物 “のGRヤリスの奇妙なダッシュボードを装備するアップデートをまだ行っていないが、この車は日本で販売され続けている。

見た目はフルモデルとよく似ているが、GRヤリスRSは前輪駆動のみ。トヨタはこの味を無段変速機(CVT)のみで販売しているので、さらに悪い。念のため言っておくと、正統派ホットハッチは全輪駆動で、6速マニュアルか新たに採用された8速オートマチックのどちらかである。

次にエンジンだ。GRヤリスRSでは、GRカローラやワンオフのレクサスLBXモリゾウRRにも搭載されているおなじみの「G16E-GTS」ではなく、「M15A-FKS」を採用。1.6リッターターボではなく、自然吸気の1.5リッターユニットだ。こちらも3気筒だが、最高出力は118ps、最大トルクは107lb-ft(145Nm)にとどまる。改良型GRヤリスは、GRカローラ・モリゾーに匹敵する300psと295lb-ft(400Nm)を発揮する。

GRヤリスRSは、より筋肉質な双子の兄弟よりもはるかに安い。トヨタは2,650,000円、現在の為替レートでほぼ18,000ドルを要求している。より強力なGRヤリスRZは、全輪駆動とスティックを装備し、アップデート前は4,560,000円(ほぼ31,000ドル)からだった。2024年モデルの価格は、今春の発売間近に発表される予定だ。

GRヤリスRSは、工場出荷時にそのままアップバッディングされた珍しい例である。素人目にはホットハッチにしか見えないが、その正体を裏切るディテールがある。例えば、スピードメーターは180km/hまでしか出ないのに対し、パフォーマンスハッチでは280km/hで止まる。

【参照】https://www.motor1.com/news/705315/toyota-gr-yaris-fwd-cvt/

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