スバル、BRZカップカーベーシックを日本国内でスチールホイール仕様にアップデート

スバル

スバルBRZの最もサーキット走行に特化したバージョンが、安全装備を追加して日本での販売を再開した。BRZカップカーベーシックは、トヨタとスバルのデュアルメイク・シリーズ用に開発されたモデルで、STi部門による専用チューニングが施されている。

BRZのカップカーベーシックは2022年から存在していたが、2023年9月に2024年モデルのアップデートが導入されて以来、スバルのウェブサイトには掲載されていなかった。これが今日、マイルドにアップグレードされたモデルが残りのパックに加わり、変更された。

ハイライトは、アイサイトADASスイートの追加で、MTモデルを含むBRZのラインナップ全体に標準装備された。また、ロールケージの形状やサイドバーが変更され、運転席には6点式シートベルトが装着される。

インテリアは、スピーカーはあるものの、インフォテインメント・スクリーンのような豪華さはない。スバルによると、ロールケージを装着するとサンバイザーとサイドエアコンベントが使用できなくなり、専用のフロアマットを使用する必要があるという。前モデル同様、サーキット走行用にサイド&カーテンエアバッグは取り外されている。

BRZカップカーベーシックの外観は先代モデルと同様で、特徴的な16インチスチールはブラックで仕上げられている。WRブルー・パール、サファイアブルー・パール、アイスシルバー・メタリック、マグネタイトグレー・メタリック、クリスタルブラック・シリカは無償、イグニッションレッドとクリスタルホワイト・パールは有償となる。

ボンネットの下に搭載される自然吸気2.4リッター・ボクサー・エンジンは、日本仕様のBRZ全モデルと同じ最高出力232ps(173kW/235PS)、最大トルク250Nm(184.4lb-ft)を発生する。しかし、スバルのエンジニアは、オイルクーラーと新しいエンジンシールを追加し、サーキット走行でのより過酷な使用条件に対応できるようにした。リアアクスルへのパワー伝達は、6速マニュアルのみで行われる。さらに、カップカーベーシックに標準装備されるリミテッドスリップディファレンシャルには、冷却フィンが追加されている。

スバルBRZカップカーベーシックは、日本ではすでに3,700,400円(24,367ドル)から販売されている。これは、フルスペックのSTI Sportに次いで高価なBRZのトリムとなる。また、2022年に3,338,500円(21,981ドル)から販売された従来のカップカー・ベーシックと比べても、かなり高価な設定となっている。

GR86/BRZカップの2024年版は、数カ月以内に開始される見込みだ。トヨタ・ガズー・レーシングは、同様の構成とアップグレードを特徴とするGR86カップカー・ベーシック・ツインを間もなく発表すると考えていいだろう。

【参照】https://www.carscoops.com/2024/04/subaru-brz-cup-car-basic-returns-with-steelies-and-eyesight/

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