トヨタGRヤリスは熱狂的なファンから歓迎されているが、トヨタは間もなく、より多くのドライバーにアピールするための措置を講じるかもしれない。来年初めの東京オートサロンで、トヨタはこのホットハッチにオートマチック・トランスミッションを搭載したバージョンを発表すると報じられている。
GRヤリスは現在、6速マニュアルトランスミッションのみで提供されている。しかし、トヨタは「GR-DAT」(ダイレクト・オート・トランスミッション)と呼ぶ新しい8速トランスミッションの開発に取り組んでおり、ドライバーに十分魅力的な体験を提供できると考えている。
すでにGRヤリスのプロトタイプ・レーシングカーに搭載されており、トヨタの豊田章男会長も “ゲームチェンジャー “と呼んでいる。日本の『Mag X』は、1月12日から14日まで開催される東京オートサロンで公開されるGRヤリスRZ-Hと呼ばれる市販モデルに、まもなく搭載されると報じている。
魅力的だが習得が難しいマニュアルと、使いやすいが正確性に欠けるオートマチックとのギャップを埋めるギアボックスと銘打たれたこのトランスミッションのおかげで、豊田はラップタイムを大幅に短縮することができ、石浦宏明のようなプロドライバーにも遅れをとらなかったという。
「レーストラックでは、通常のATは(メカニックが)滑りやすく、(ギアと)ダイレクトにつながる感覚が少ない。「そこでDATのDが入る: ダイレクトです。発進した瞬間からロックがかかり、アクセルペダルの入力にリニアに反応するため、ロスなくラップタイムを短縮できるのです”
GRヤリスのオートマチック・バージョンに加え、トヨタは最近の世界ラリー選手権での成功を記念した2つの限定モデル、オジェ・エディションとローベンパラ・エディションの開発も進めていると報じられている。これらは、1月24日から28日まで開催される2024年モンテカルロ・ラリーに先駆けて発表され、1台100台の限定生産となる。
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