トヨタ・ランドクルーザー・シリーズ300は非常に高性能な車ですが、アークティック・トラックスの仕事はオフロードカーをさらに進化させることであり、それがLC300 AT35で実現されました。
まず目につくのは、17インチのアルミホイールに装着された35インチのオールテレインタイヤ。これに前後フェンダーエクステンション、マッドフラップ、アークティックトラックのロゴ、ステッカーなどを組み合わせています。
さらに重要な点として、電子制御機能を損なうことなく、フロントとリアのダンパーとスプリングを新たに採用し、サスペンションをアップグレードしました。
シャシーの改良と新しいホイールの採用により、グランドクリアランスはパワートレインの種類に応じて260〜270mm（10.2〜10.6インチ）となり、ノーマルのランドクルーザーに比べて40mm（1.6インチ）向上しています。この変更により、SUVのオフロード性能が向上し、アプローチアングル（37度）とデパーチャーアングル（30度）の両方で5度の追加が可能になりました。
また、トラック幅は320mm拡大され、1,840mmとなっています。湿気の多い環境での使用を想定し、ボディの継ぎ目に防錆処理を施しています。また、シュノーケルや5.6トンのウインチなどをオプションで用意しました。
このアップグレードモデルはロシアで発売され、雪上での性能をアピールしましたが、アラブ首長国連邦など他の市場でも販売される予定です。アークティック・トラックスは、このアップグレードの価格をまだ発表していません。同社のこれまでの製品から判断すると、今後、ランドクルーザー300シリーズのさらなる過激な改造に期待したいところです。
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