トヨタのSUV「センチュリー」、後部座席はフルリクライニング

トヨタ

クラウンがSUVの扱いを受けた後、トヨタはさらに高級なモデルに竹馬を乗せる。単に「センチュリー」と呼ばれるこの新型高級車は、日本のロールス・ロイス・カリナンであり、月産わずか30台の販売計画であるため、さらに高級なものになるかもしれない。これまでのトヨタ/レクサスのSUVよりはるかに豪華だが、最も高価でもある。25,000,000円、つまり約170,000ドルである。

ジェネシスのようなスプリット・ホリゾンタル・ライトを備えたボクシーなSUVは、全長197.8インチ(5205mm)、全幅78.3インチ(1990mm)、全高1805mm(71インチ)と堂々たる大きさだ。センチュリー・セダンより背は低いが幅は広く、5人乗りではなく4人乗りだ。ホイールベースは116.1インチ(2950mm)と余裕があり、重量は5665ポンド(2570kg)と重い。

2024 トヨタ・センチュリーSUV

Cピラーにグラブハンドル、電動サイドステップ、75度の角度で開くリアドアがあるため、豪華なリアシートへの乗り降りは楽なはずだ。あるいは、ミニバンのような電動スライドリアドアもある。プレゼンテーションでは、かなり興味深いGRバッジのバリエーションが披露された。

重厚なセダンと同様、トヨタのバッジは使われず、フロントとリア、そしてエレガントなマルチスポークホイールには、より格調高いフェニックスのエンブレムがあしらわれている。

センチュリーSUVを支えるのは、どこにでもあるTNGAプラットフォームだが、ボディのねじれ剛性を高めるなど、乗り心地を向上させている。トヨタは、フルリクライニングシートでくつろぐ人に荷室からの音が聞こえないように、荷室セパレーターのキャビン側に透明合わせガラスを設置。さらに、リアコンフォートモードを有効にすると、後席乗員の邪魔にならないように駆動力と制動力を配分する。

新型センチュリーの心臓部には、3.5リッターV6エンジンにCVTを組み合わせたプラグインハイブリッドパワートレインと、リアに搭載された電気モーターによる全輪駆動が採用されている。総合出力は406馬力(303キロワット)で、レクサスTX 550h+のそれに匹敵するが、セダンの5.0リッターV8が欲しかったという人もいるはずだ。ちなみに、2代目はトヨタ唯一のV型12気筒モデルだった。

このモデルは日本の一部ディーラーで販売される予定で、トヨタはこのモデルのカスタマイズ性を拡大し、本当にオンリーワンのビルドを実現する予定だ。センチュリー・セダンは今後も販売されるのでご安心を。

【参照】https://www.motor1.com/news/685313/toyota-century-suv-debut-specs/

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