トヨタ、欧州市場向けの新型クロスオーバーEV「Urban SUV」を発表

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トヨタはEVパーティに遅ればせながら、数多くのコンセプトでゼロ・エミッションの意思表示をしてきた。最新の電気自動車は “Urban SUV “という一般的な名前で、来年発売される完全電動化への入り口となる。ブリュッセルで毎年開催されるKenshikiフォーラムで発表されたこの新しい小型電気クロスオーバーは、ハイブリッドおよびプラグイン・ハイブリッドのC-HRと並んで、ブランドの成長ポートフォリオに位置づけられる。

全長169.2インチ(4300mm)、全幅71.6インチ(1820mm)、全高63.7インチ(1620mm)のアーバンSUVコンセプトは、C-HRよりわずかに短く、幅が狭いが、全高は少し高い。前輪駆動と全輪駆動の両方で設計されており、シングルモーターとデュアルモーターの設定がある。バッテリーのサイズは2種類から選べるが、トヨタはまだそれについて話す準備ができていない。

トヨタ・アーバンSUVコンセプト

トヨタによれば、ボルボEX30の競合車はEV専用プラットフォームに搭載されるというからだ。ややずんぐりとしたスタイリングはbZモデルと同じで、コンセプトと銘打ってはいるが、市販モデルはそれほど大きく変わることはないだろう。予定されている変更のひとつは、あの小さなカメラの代わりに通常のサイドミラーを採用することだ。

この小型クロスオーバーは、トヨタが2026年までに乗用車と商用車のラインナップを合わせてヨーロッパで販売する予定の約15のゼロ・エミッション・モデルのひとつとなる。今年初めの上海モーターショーで発表されたスポーツクロスオーバーは、旧大陸での販売も決定している。さらに、昨年発表されたコンパクトSUV「bZ」も欧州に投入される。

現在から2026年までの間に、トヨタは6つの専用EVを発売する。それまでに、トヨタは欧州での年間販売台数の20%以上をEVが占めると予測している。トヨタ自動車は、2026年までに欧州の顧客に毎年25万台以上のエンジンを搭載していない自動車を販売できると見込んでいる。

トヨタのゼロ・エミッションへの道は、バッテリー駆動のEVだけにとどまらない。2026年には第3世代の燃料電池水素技術が登場するからだ。一方、ハイラックスのピックアップトラックには、2024年に48Vマイルドハイブリッドが搭載される予定である。

【参照】https://www.motor1.com/news/699072/toyota-urban-suv-concept-debut/

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