アメリカでは、クラウンの4モデルのうち、クラウン・レイズド・セダンと次期クラウン・シグニアSUVの2モデルのみが販売されている。日本では、リフトアップキットなしの伝統的なサルーンと、クラウンスポーツと名付けられたこの小型クロスオーバーがある。後者には充電ポートが装備され、強力なパワートレインが搭載される。
クラウン・シグニアより小さいJDM仕様のクラウン・スポーツは、日本のフェラーリ・プロサングエのようだ。ボンネットにV12を積んでいないのは残念だが、それでもかなりパワフルだ。少なくともトヨタの基準では。2.5リッターガソリンエンジンと電気モーターを搭載し、合計302馬力を4輪に供給する。
2024 トヨタ・クラウンスポーツPHEV
トヨタはPHEVモデルのために、フロントブレーキを6ピストンキャリパーに抱かれた20インチディスクにアップグレードし、ストッピングパワーを向上させた。また、プラグインハイブリッドSUVでパドルシフトを使うドライバーは正直あまり想像できないが、わざわざパドルシフトを装着している。非プラグインハイブリッドのクラウンスポーツに比べ、この新テイストはフロアトンネルにブレースを追加してボディ剛性を高めている。
プラグイン・ハイブリッドなので、当然ながら効率の面でも優れている。車体中央の床下にはリチウムイオンバッテリーが搭載され、純粋な電気走行距離は56マイル(90km)。バッテリーを80%まで充電するのに38分かかる。ガソリンタンクの容量は14.5ガロン(55リットル)で、航続距離は746マイル(1,200キロメートル)を超える。
21インチのブラックの大径ホイールに幅広のタイヤを履き、ショックアブソーバーを改良したアダプティブ・サスペンションが採用されている。トヨタは、クラウンスポーツPHEVが “しっかりとした乗り心地 “を提供すると言っている。
1,500W(AC100V)の外部給電機能は、緊急時に役立つかもしれない。また、大自然の中でアウトドア派が必要とするさまざまな機器に電力を供給することもできる。
クラウンスポーツPHEVの価格は765万円(約52,900ドル)で、トヨタは毎月約300台の販売を見込んでいる。
【参照】https://www.motor1.com/news/701393/toyota-crown-sport-phev-details/
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