欧州ではHR-Vとして知られるホンダ・ヴェゼルが、デビューから3年を経て日本でマイナーチェンジした。新モデルでは、コンパクトクロスオーバーのビジュアルをマイナーチェンジしたほか、アウトドアテイストの「ハントパッケージ」を新たに採用し、ハイブリッドパワートレインを若干強化したほか、細かな装備の調整を行った。
2025年型ホンダ・ヴェゼルは、一目でそれとわかるデザインに変わりはないが、先代モデルと直接比較すると、新しいフロントバンパーとテールライトのLEDグラフィックが変更されていることがわかる。最も顕著な違いは、スクエアオフの形状を採用し、わずかに狭く見える再設計されたグリルである。バンパーインテーク上部のダイナミックなラインも、フルLEDテールライト内の水平エレメントとともに微調整されている。
インテリアは、7インチデジタルメータークラスターと9インチインフォテイメントディスプレイを継承。安全装備は、渋滞時支援機能、急発進抑制機能、アダプティブハイビーム機能が向上。さらに、ホンダコネクトにより、スマートフォンから電動テールゲートの遠隔操作などが可能になった。
さらに重要な点として、ホンダはエントリーグレードのe:HEV Xトリムをベースにした新しい「HuNTパッケージ」を発表した。これは、ルーフレール、シャークグレーメタリック仕上げの16インチアルミホイール、ボディワークのオレンジアクセント、新色のボタニカルグリーン・パールを組み合わせたものだ。インテリアでは、撥水・撥油性に優れたファブテック表皮を採用した「HuNTパッケージ」を設定。
また、オーナーは、幅広い純正アクセサリーを使用して、ヴェゼルの美観と実用性をさらに高めることができます。これらは、アーバン、スポーツ、カジュアル、アクティブの4つの推奨スタイルで構成されている。
今回改良したヴェゼルは、1.5Lガソリンエンジンとセルフチャージハイブリッド(1.5 e:HEV)のパワートレインをFFとAWDの2タイプから選択できる。ホンダのエンジニアは、ハイブリッドの走行特性を改良し、都市環境でのエンジンノイズを低減すると言われる最新のエネルギー管理制御システムを追加した。
2025年型ホンダ・ヴェゼルの日本での発売は2024年4月に予定されている。EU仕様のホンダHR-Vも、今後数ヶ月のうちに同様のアップデートを受けると考えていいだろう。
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