これが日産スカイラインの新型クーペ・クロスオーバーか?

日産

●日産のビデオに登場した謎のモデルは、スカイラインのネームプレートの復活を示唆している。

●デザインはファストバック、5ドア、そしてクロスオーバーの要素を融合させている。

●これは日産初の完全電動スカイラインとなる可能性があり、次期インフィニティEVとプラットフォームを共有する可能性が高い。

2026年までにグローバルで30以上の新型車を発表するという野心的な3カ年計画が今日明らかになったことでもわかるように、発表に関しては日産は確かに話題作りの方法を心得ている。

そして案の定、オフィシャルビデオをさらに精査したところ、先ほどの私たちの注目を逃した謎のモデルがもうひとつ見つかった。このモデルは、有名なスカイラインのネーミングプレートの次の進化を示すように見えるので、かなり特別なものになるかもしれない。

背面のLEDが丸みを帯びていることから、一見するとGT-Rと見間違える。しかし、よく見ると、このモデルはファストバックのシルエットで、5ドアボディ、あるいはマーケティング部門がクーペ・クロスオーバーと呼びたいスタイルと組み合わされていることがわかる。そのため、従来のセダンや4ドアクーペよりもやや背が高い一方で、周囲のSUVと比べて低い位置に収まっている。

フロントでは、スリムなLEDヘッドライトがイルミネーションが施された日産エンブレムの下に接続され、その鋭いエッジは彫刻が施されたバンパーのラインに沿っている。グリルがないことから、完全な電気自動車である可能性が示唆されるが、日産の次期モデルのほとんどは、ボンネットの下に内燃エンジンを搭載する。この写真のデザイン・プレビューは、生産に至る前にさらなる進化を遂げる可能性があることに留意すべきである。

現行14代目日産スカイラインセダンは、米国ではインフィニティQ50として知られ、2014年から生産されている。2017年と2019年にマイルドなフェイスリフトを受けたものの、とっくに後継車の登場が待たれている。最近の報道では、完全な電気パワートレインを特徴とする後継車が今年後半にデビューする可能性が示唆されている。

日本からの以前の噂では、新型日産スカイラインにはクロスオーバーとセダンの両方のバリエーションが用意される可能性が示唆されていた。しかし、写真のモデルを見る限り、両方のボディスタイルの要素をブレンドしてひとつのデザインにする可能性もあるようだ。さらに、スカイラインは今後発売されるインフィニティブランドのEVとEVプラットフォームを共有し、日産がコスト効率の良い方法で開発できるようになるかもしれない。

もうひとつの未知数は、スカイラインがインフィニティの次期モデルの姉妹車として存続するのか、それとも異なる方向性を打ち出すのかということだ。もし方向性が分かれるのであれば、日産が北米でそのような製品を導入することに関心があるのではないかという憶測がある。

日産がクロスオーバー路線を取るなら、それは最初の自動車メーカーではないだろう。トヨタは最近、これまでセダンのイメージが強かったクラウンのネームプレートを電動クロスオーバーに採用した。欧州の自動車メーカーも、プジョー408、シトロエンC5 X、オペル・マンタ、ランチア・ガンマ、中国仕様のフォード・エボスなど、大型の製品で同様の戦略を採用している。

【参照】https://www.carscoops.com/2024/03/new-nissan-skyline-reveals-fastback-stance-in-official-teaser/

コメント

タイトルとURLをコピーしました