トヨタ、2025年に電動ハイラックス・ピックアップを発表

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トヨタは電動パワートレインの導入に遅れをとっているが、まったく反対しているわけではない。その一例として、トヨタ自動車のタイ部門の社長は、2025年末までにピックアップトラック「ハイラックス」のオール電化モデルを発表する計画を明らかにした。

ハイラックスは世界の多くの地域で大きな、いや、掻い摘んで言えば、巨大な取引であり、2022年にはタイでの自動車メーカー創立60周年を記念して、このトラックの全電気コンセプト・バージョンが披露された。当時トヨタは、このプロトタイプの一部はタイで開発されたものだと発表した。

今週、ロイターの報道によると、トヨタ・タイの山下典明氏は、電気ピックアップトラックの生産バージョンが目前に迫っていることを確認した。しかし山下氏は、ハイラックスBEVがどこで生産されるかは明らかにしなかった。

山下は、生産に入る前にタイ東部のリゾート地パタヤでテストを行う予定であることを述べた。この町には来月、約12台の電気トラックが運び込まれる予定で、人気の観光地での公共交通車両として活用される予定だ。

トヨタの発表は、タイ政府が競合するいすゞのピックアップトラック「D-MAX」のバッテリー駆動バージョンを2025年にタイで製造すると発表した数日後に行われた。

タイは依然としてハイラックスにとって重要な市場だが、重要なのはそれだけではない。トヨタは現在、ヨーロッパのピックアップ・セグメントで約30%のシェアを占めている。トヨタの欧州大陸における商用車部門の責任者であるエマニュエル・ボーヌは最近、全電気式ピックアップトラックに関する問い合わせがあったことを明らかにした。

その結果、同社は欧州顧客向けに電気ハイラックスを導入する見込みを検討していると述べたが、導入の確約は避けた。しかし同氏は、電気パワートレインを模索しているにもかかわらず、トヨタは電気、内燃、ハイブリッド、さらには水素を含むさまざまなパワートレインを購入者に提供する「マルチパスウェイ・アプローチ」に取り組んでいることを明らかにした。

【参照】https://www.carscoops.com/2024/03/toyota-confirms-electric-hilux-pickup-for-2025/

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