現在開催中の東京オートサロンで発表されたトヨタGR GT3 Conceptは、最近発表されたコンセプトカーのなかでも特に印象的な1台です。
GR GT3コンセプトは、トヨタが過去に製作したGT3レーシングカーとは全く異なる外観をしていることは否定できません。
GR GT3 Conceptのフロントには、大型のグリルと空力特性を向上させるためのスプリッターを装備しています。さらに、魅力的なスプリットヘッドライトを装備しています。ボンネットの長さは、このコンセプトをさらに際立たせ、大きなエアベントとフロントホイールアーチ上のルーバーを包含しています。センターロックのホイールにはブリヂストンのスリックタイヤが装着され、大径ブレーキも装備されるなど、レーシングカーらしい仕様となっています。
また、前輪のすぐ後ろから排気するフロントエンジン・レーサーを搭載。また、小型のウイングミラーを備え、メルセデスAMG GTクーペと同様に流れるようなルーフラインを描いています。
リアには、スワンネックのアップライトと車幅いっぱいに広がるLEDライトバーを備えた巨大なウィングが設置されています。さらにトヨタは、駆動輪を地面に密着させるための巨大なディフューザーを装備しています。
GR GT3コンセプトの最大の特徴は、レクサスRC F GT3やスープラGT300のように、既存の市販車をベースにしていないことでしょう。そのため、トヨタのデザイナーは、どのロードカーとも一線を画すデザインに仕上げることができました。
The bZ4X GR Sport Concept
トヨタは東京オートサロンで、bZ4X GR Sport Conceptと名づけた2つ目のコンセプトも公開しました。スバルと共同開発した電気自動車のSUVをベースに、大径ホイールとタイヤ、マットブラックのボディパネル、スポーツシートなどを装備しています。トヨタは、このコンセプトカーが市販されるかどうかについては明らかにしていません。
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