トヨタとスズキ、2025年に向けて小型電気SUV「bZ」を共同開発との噂

スズキ

トヨタは最近、電動化戦略を強化しており、今後登場するEVの中に、スズキと共同で開発中とされる「赤ちゃん」SUVがあるようだ。詳細は限られているが、このモデルは2025年にデビューすると噂されており、写真のトヨタbZスモールクロスオーバーコンセプトの市販版となる可能性がある。

トヨタとスズキは緊密な関係にあり、世界各地のそれぞれの市場の需要に応えるため、相互に車両のリバッジや技術交換を行っている。ヨーロッパ、インド、南アフリカ、東南アジアなどの地域では、すでに両社の共同プロジェクトがいくつか販売されている。

日本の『ベストカー』によると、トヨタは国内市場での小型EVの成功に乗じるのが狙いだが、欧州を含むグローバルにも提供される可能性が高い。共同開発のパートナーとしてスズキが選ばれたのは、小型車製造に長けているからだという。

bZスモールクロスオーバーは、2021年12月に開催されたスペシャルイベントで発表されたトヨタとレクサスの15のコンセプトカーのひとつである。デジタルレンダリングと、ブラックアウトされたウィンドウを持つ静止した実物大のプロトタイプとして展示され、完全電気自動車bZ(beyond zero)のラインナップの中で最小のメンバーとして追加されることを象徴していた。

トヨタは発表時に、bZスモールクロスオーバーは欧州と日本市場に焦点を当てて設計されたと述べており、今回の報道と一致している。その時点では、eTNGAアーキテクチャーをベースとし、目標消費電力が125Wh/kmであることを確認した以外、具体的なスペックは明らかにしていない。サイズ的には、トヨタ・アイゴXの3,700mm(145.7インチ)とトヨタ・ヤリス・クロスの4,180mm(164.6インチ)の中間に位置するようだが、正確な寸法は未確認のままだ。

2025年にトヨタの完全電気自動車「ベビー」SUVがデビューするという報道は、市販仕様のスズキeVXの登場と重なる。しかし、コンセプトの全長が4,300mm(169.3インチ)であることから、後者の方がサイズが大きくなる可能性が高い。おそらく、スズキはこの共同開発の恩恵を受け、日本だけでなく、インドなど世界市場向けに独自バージョンのEVを生産するだろう。このセグメントにおける潜在的な競争相手としては、ヒュンダイ・キャスパー・ベースのEVや、最近2026年のデビューが決定した待望のVW ID.1などが考えられる。

【参照】https://www.carscoops.com/2023/10/toyota-and-suzuki-reportedly-working-on-a-new-electric-urban-suv-for-2025/

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