トヨタ・ランドクルーザープラドとクラウンセダンを中国で販売へ

トヨタは、新型ランドクルーザーJ250とクラウンセダンを追加し、中国でのラインナップをさらに拡大する。これらのモデルは、11月17日に開催される2023広州モーターショーでの現地デビューに先立ち、一汽トヨタによる公式ティーザーに登場した。

トヨタ・クラウン・セダンは最近日本で発表され、昨年のプロトタイプと同じ外観だった。中国仕様車のエクステリアデザインは日本仕様車と共通で、変更点はエンブレムに限られるようだ。低スラングのボディに3000mm（118.1インチ）という余裕のあるホイールベースは、後席の快適性に優れたセダンを好む中国のバイヤーの注目を集める可能性がある。

現時点では、中国でのパワートレイン・ラインナップに関する情報はない。日本では、クラウン・セダンにはハイブリッドとFCEVがあり、価格はそれぞれ730万円（4万8300ドル）〜と830万円（5万4900ドル）〜となっている。

トヨタ・ランドクルーザープラドに関しては、中国市場向けのパワートレインは不明だが、他の地域ですでに提供されているガソリン、ハイブリッド、ディーゼルの選択肢の中から選ばれる可能性がある。

クラウン・セダンとランドクルーザープラドが、中国の一汽天津工場で生産されるのかどうかについても疑問が残る。一汽トヨタのほとんどのモデルは現地生産されているが、クラウン・スポーツクロスの名で中国で販売されているクラウン・クロスオーバーを含むいくつかの輸入車もある。

他の外資系自動車メーカーと同様、トヨタは第一汽車とGACの2つの合弁会社を中国に保有している。GACトヨタが将来、ランドクルーザープラドとクラウンセダンの独自バージョンを発表するかどうかは未知数だ。なお、カローラ、カローラ・クロス、C-HR、RAV4、ハイランダー、bZ4xを含むいくつかのモデルは、第一汽車とGACの両方が中国市場で提供している。