マツダ・スピリット・レーシング、MX-5とMX-3の市販モデルを発表

マツダ

マツダはそのラインナップに素晴らしい走りをする車をいくつか持っているが、トヨタの「GR」やホンダの「タイプR」のようなバッジに匹敵するような、パフォーマンス・ブランドのバージョンでそれを活かそうとする試みは、他メーカーに比べると最近あまりなされていない。マツダが東京オートサロンで披露した2つのスポーティなコンセプトカーが何かを示すものであれば、それは変わろうとしている。

問題となっているのは、MX-5ベースのマツダ・スピリット・レーシングRSとマツダ・スピリット・レーシング・ホットハッチだ。詳細は不明で、グーグルによる日本語訳では「足回りを磨く」という表現はあまり役に立たない。しかし、両車ともパワートレインはノーマルのままで、その代わりにボディトリム、ホイール、サスペンション、インテリアの変更に頼って、見た目や乗り心地をベース車よりもエキサイティングなものにしているようだ。

ご存じないかもしれないが、マツダスピリットレーシングとは、マツダが日本のレースカーに使用しているブランド名であり、2.0リッターエンジンを搭載したRSコンセプトは、コンペティションのミアータほどワイルドには見えないが、アティテュードに欠けているわけではないことは確かだ。ミラーキャップ、フロントバンパー、ハーネス装備のインテリアに施された赤いディテールが、グレーとブラックの落ち着いた配色を際立たせている。6本スポークのホイールがアーチにはめ込まれているところを見ると、RSはワイドなトラックと低い車高の恩恵を受けており、サーキットやツイスティな道でも違和感なく走ることができる。

さらに、大型フロントスポイラー、サイドスカート、大型リアウイングからなる、よりアグレッシブなボディキットが装着されている。ブラック、レッド、グレーのカラーリングはミアータと同じで、ミアータにも採用されているボンネット中央のストライプがブラックのルーフを横切っている。

マツダスピリットレーシングの前田育男氏のコメント(『Response.jp』より)によると、マツダは両車の市販化を検討しているという。マツダは、スーパー耐久シリーズで培ったノウハウを投入して開発したとしており、RSは既存のミアータオーナーだけでなく、”ちょっと速い “ユーザーにもアピールするデザインだという。

【参照】https://www.carscoops.com/2024/01/mazda-spirit-racing-shows-track-ready-mx-5-and-3-concepts-hints-at-production-versions/

コメント

タイトルとURLをコピーしました