トヨタFT-Seニュルブルクリンクトライアル、2026年以降のポルシェ・ケイマンEVライバルへの道を開く

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トヨタはまだFT-Seコンセプトの生産を正式には決定していないが、彼らのトップはすでに生産ラインに入っているかのように振る舞っている。あるシニア・エンジニアは、開発プロトタイプをニュルブルクリンクに持ち込んでいることをさりげなく口にし、その一方でデザイナーは、市販モデルがレクサスLF-ZCの後に登場することをほのめかした。

今月初めのジャパンモビリティショーで発表されたトヨタFT-Seコンセプトカーは、オール電動パワートレインにもかかわらず、ミッドエンジン・スポーツカーの特徴的な形状をしている。トヨタ自動車は、FT-Seが市販されるかどうかを慎重に確認することを避けたが、デザイナーがFT-Seに完全な内装を施すことを許可するほど、このプロジェクトに気を配っていた。

このコンセプトカーには、フルパワートレインも搭載されるようだ。Top Gearの取材に対し、このクルマのチーフエンジニアである間文彦は、トヨタは「近い将来、プロトタイプをニュルブルクリンクに持ち込む」予定だと語った。

ハザマは、どのようなラップタイムが予想されるかについて同誌に語ることを避けたが、”次世代ポルシェ・ケイマンは電気自動車になるので、もしかしたらそれが目標のひとつになるかもしれない “と語った。

ポルシェの最善の努力に追いつくことは並大抵のことではなく、バッテリーを冷やし続けることが大きな課題になるとハザマは言い、それゆえに車体前部の大きなエアインテークがある。車体下部のバッテリーパックの滑らかさは、サーキットでのパフォーマンスに有利な空力特性をもたらすだろう。

レクサスLF-ZCと同じバッテリーパックが搭載される。トヨタの子会社は、この4ドアセダンの生産開始を確認しており、軽量化に役立つ「プリズム」セルを採用し、従来のバッテリーの2倍の航続距離を実現する。

Inside EVsの取材に応じたコンセプト・デザイナーの飯田英明氏によると、レクサスLF-ZCは2026年に市場に投入され、FT-Seはその直後に発売される予定だという。また、ポルシェの電気スポーツカーと競合するモデルになるだろうというハザマ氏の予想にも共鳴した。

【参照】https://www.carscoops.com/2023/11/toyota-sending-ft-se-concept-to-nurburgring-aims-to-take-on-porsche-boxster-ev/

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