トヨタ クラウン「マットメタル」限定車はメンテナンス性に優れた特別塗装車

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トヨタは、クラウンシリーズのさらなる顧客層拡大を目指し、クールで魅力的な装備を施した限定特別仕様車を発表する。その第一弾が、クラウン クロスオーバーの「リミテッド マットメタル」で、一般的なマットラップやフィニッシュに比べ、暮らしやすい新感覚の塗装が施されている。

この「リミテッドマットメタル」は、トヨタ・クラウン・クロスオーバーのハイスペックモデル「RSアドバンスド」をベースに、エクステリアとインテリアに独自のテイストを加えたもの。ハイライトはもちろんマットメタル仕上げで、マット塗装の欠点を克服しているという。これは「TMコート」と呼ばれる新しい表面処理によるもので、マット塗装を保護し、防汚性を高める非常に薄いコーティングである。

この特殊塗装は1年に1回程度の再コーティングが必要だが、それでもオーナーが手洗いして汚れをすぐに落とさなければならない一般的な艶消し仕上げに比べれば、はるかに耐久性に優れている。つまり、クラウンリミテッドマットメタルは、洗車機の仕上がりを気にすることなく、洗車機で洗車することができるのだ。さらに重要なのは、マットメタルのクラッディングやマットブラックの21インチアルミホイールと相まって、クラウンクロスオーバーをこれまで以上に美しく見せてくれることだ。

トヨタの材料技術部に勤務する竹谷美由紀さんは、マットメタルペイントの追加塗装は、クラウンのカラーパレットの標準オプションに比べて作業時間が1時間余分に必要なため、当初は工場の従業員から不評だったと認めた。しかし、Car Watch Impressが報じたように、プロトタイプのクールなルックスは、誰もが納得するものだった。

インテリアでは、トヨタのデザイナーが「ブラックルミッシュ」をテーマに、ブラックレザー、レッドステッチ、ブラックアクセント、ダッシュボード上の「ウォームスチール」インサートを採用。さらに、センターコンソール、ドアカード、ダッシュボードにソフトパッド素材を採用し、控えめな「マットメタル」のレタリングとともに、よりプレミアム感を高めている。また、シルバーのキーと、リサイクル・レザーを使用したスタイリッシュなマニュアル・ケースも付属する。

この特別仕様車には、ターボチャージャー付き2.4リッターエンジンとデュアル電気モーターの組み合わせにより、最高出力345ps(257kW / 349PS)、最大トルク542Nm(400lb-ft)を発生する、より強力なバージョンのハイブリッド・パワートレインが搭載される。パワーは6速オートマチックギアボックスと電子制御システム「E-Fourアドバンスド」を介して4輪に伝達される。

クラウン クロスオーバー リミテッド マットメタルは、日本ではトヨタの新型クラウン専用フラッグシップディーラーを通じて独占販売され、価格は7,500,000円(51,410ドル)から。これは、6,400,000円(43,945ドル)からとなっているクラウンクロスオーバーRSアドバンスドに対して大幅なプレミアムとなる。同社は生産台数を発表していないが、説明によると「限定」になるという。

【参照】https://www.carscoops.com/2023/12/toyota-crown-gains-a-special-matte-metal-paint-that-is-easier-to-maintain/

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