先週の東京オートサロンに注目が集まる中、トヨタは大相撲日本場所でセンチュリーSUVコンバーチブルをひっそりと公開した。この豪華SUVフラッグシップの屋根なしバージョンは、引退した力士からの特別なリクエストに応えて開発されたもので、将来の横綱のパレード車として使用されることを意図している。
昨年9月の公式ティーザーに登場したユニークなトヨタ・センチュリーSUVコンバーチブルは、先週土曜日に東京の両国国技館の外でその全貌が公開された。エクステリアの下部は標準モデルと同じだが、ルーフとピラーが取り外され、事実上4ドアのコンバーチブルに変身している。このオープンSUVはホワイトで仕上げられ、クリーム色のインテリアとマルチスポークアルミホイールによって引き立てられている。
エクステリアの改良に加え、トヨタのエンジニアはオープンエアSUVの新しい役割に適応させるために多大な努力を払った。室内は力士が2人乗れるほど広く、ボディは補強され、サスペンションは重量増を支えるために強化されている。
折り畳まれたファブリックトップのようなキャビン後部は、カスタムリアベンチの小さな背もたれとして機能する。イベントの写真では、かなりの足元スペースが確保されていることが確認でき、後部の床が高くなっているため、力士が応援している観客を見下ろすことができる。
ボンネット内の変更については何も語られていない。つまり、純正の3.5リッターV6プラグイン・ハイブリッド・パワートレインが受け継がれている可能性が高い。PHEVは総合出力406ps(303kW / 412PS)を発揮し、e-CVTギアボックスとE-FourアドバンスドAWDシステムを通じて4輪に送られる。さらに、EV走行のみの航続距離は最大69km(43マイル)だが、お相撲さんが2人乗っているので、この航続距離を達成するのは難しいかもしれない。
トヨタ自動車の豊田章男会長は、日本相撲協会の柴田山康理事(元横綱大乃国)、宮城野翔委員(元横綱白鵬)とともに出席した。
レスポンスが報じたように、トヨタのSUV「センチュリー コンバーチブル」は、2025年の大相撲100周年を記念して製作されたもので、日本相撲協会の新横綱パレードカーとなる。豊田社長によると、当初はクラウンをベースにした別のパレード車両を準備していたが、宮城野社長が「センチュリーの方がトヨタの新しいフラッグシップにふさわしい」と主張したという。
これらの改造にかかる費用についての情報はないが、フルサイズの高級SUVをオープンカーに改造するのは、一般的にコストのかかる試みである。ちなみに、トヨタの標準SUV「センチュリー」の価格は2,500万円(17万2,291ドル)で、トヨタで最も高価なモデルである。トヨタは、マイスター・パーソナライゼーション・プログラムに加え、要望があればオンリーワンの仕様を作ることも可能だという。このスーモ仕様が、将来センチュリーSUVの同様のオープンエア改造のインスピレーションになるかどうかはまだわからない。
<パレードカー>
今場所より、パレードカーがトヨタの新型センチュリーに変わります。
本日お披露目会が行われ、芝田山親方と宮城野親方、トヨタさんより豊田章男会長が出席しました。本日の様子は公式YouTubeで公開中🚙https://t.co/TmcG22CH4l#sumo #相撲 #一月場所#トヨタ #センチュリー pic.twitter.com/yIy39AmC3x
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) January 13, 2024
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