ホンダ、電気自動車「Honda E」の生産を終了すると発表

ホンダ

2024年1月になれば、私たちの少なからぬ人たちが、新しい個人的なルールを確立しようとし、これ以上うまくいかないことをいくつか断捨離することを選ぶだろう。それは、喫煙、飲酒、別れたガールフレンド、あるいはホンダの場合、小型EV「e」の生産終了かもしれない。

ホンダeは、2017年にアーバンEVコンセプトとしてセンセーショナルな姿を見せ、2019年に再び、今度はバックドアを備えた生産可能な形で登場したときもほぼ同じように見えた。クリーンなボディライン、フロントとバックで互いに呼応し合うブラックパネル、カメラ付きドアミラー、巨大なデジタルダッシュボードは、その驚異的な要素を失っていない。

しかし、スタイルリーダーといえども、自動車をシフトさせるためには、モーターショーでのシズル感以上のものが必要だ。eがホンダの販売期待に応えられなかったのは、スタイルの下に十分な実用性がなかったからだ。高価で、トランクスペースが狭く、航続距離も期待外れだった。

個々の欠点は問題ではないかもしれない。巨大なトランクや5人乗りの座席を誰もが必要とするわけではないし、街中を走り回るだけで、毎晩自宅で充電できるのであれば、138マイル(220km)というちっぽけな航続距離は大した問題ではない。しかし、総体的に見れば、購入者にとってはあまりにも大きな問題である。

現在、ホンダUKのウェブサイトには、152ps(154PS)のe Advanceが37,395ポンドで販売中と記載されているが、その(後継車となる)ミニ・エレクトリックのライバルはわずか32,550ポンド、ルノー・ゾーイ(これも本日発表された)は31,195ポンド、フィアットのエントリーレベル500 EVは28,195ポンドからとなっている。ボルボEX30は、ホンダeと同じくらいスタイリッシュだが、より大きく、最もベーシックな33,795ポンドでも、時速100キロまで5.7秒、航続距離214マイル(344キロ)を実現している。

eの窓が閉ざされたのは確かだが、このモデルの不本意な売れ行きが、ホンダが将来同じようなことに挑戦するのを躊躇させないことを祈ろう。ラインナップにおけるeの位置は、より大きく、より実用的なEVであるe:Ny1 SUVが埋めることになるだろう。

【参照】https://www.carscoops.com/2023/12/hondas-cute-but-costly-e-is-getting-the-chop-in-january/

コメント

タイトルとURLをコピーしました